2016年12月1日木曜日

映画「聖の青春」の感想.




こんばんは.

将棋ファンのおじさんでございます.


12月1日,映画の日(1,000円)ということで,

「聖の青春」を見てきました.

感想を書きたいと思います.

前提として・・・
・原作は4回読んだ.
・映画ファンではない.(2,3年ぶりの映画鑑賞です)
です.



以下,ネタバレ的ですので,お気をつけください.








結論から言いますと,

10点満点中
・映画:2点
・原作:10点

といたします.

簡単に言いますと,

「幼少期に腎ネフローゼにかかり入院生活をしながら将棋と出会い名人を目指すも膀胱癌発症で29歳でこの世を去った男の物語」

でいいでしょうか.


特に「名人」への情熱が大きなテーマと思っております.

将棋界には7大タイトルがありますが,

竜王と並んでビッグタイトルの名人.


システム的*1にも歴史的にも名人が最も格式の高いタイトルではないでしょうか.

別格.

*1:プロ棋士でなくてもその棋戦で勝ち上がっていけば竜王になれるのに対して
,名人はプロ棋士になったあと1年ごとのリーグ戦を勝ち上がって,A級優勝でタイトル挑戦.最短でもプロ棋士になったあと5年で挑戦権ですかね.


村山さんの名人になりたい気持ちの大きさと,名人をとるには時間がかかることの関係は映画の中では描かれていませんでした.

作りとしてはたくさんの村山さんに関する短いエピソードを適当にくっつけてできた映画という印象です.

また,森信雄さんとの師弟愛についてもほとんど描かれず,こちらも残念.



いくつか興ざめというか気になったシーン.いらないと思えるシーンもありました.

以下に.

昇段記念パーティーのシーン

冒頭近く,村山さんの昇段記念パーティーのシーンで出席者の中村真梨花さんと田丸昇さんが目立っていて,笑いました.オーラ出過ぎ(笑)
(山崎八段もどこかで出演されていたようですが,ぼーっとしていたのか,見つけられませんでした)
また,七段昇段のパーティーなんですが,実際やるんですかね.四段(プロデビュー)とか八段(A級:最高リーグ)とかなら分かるのですが,それにしても中途半端なところを切り取ったなぁと思いました.


鳥が飛ぶシーン

白鳥を見せられたのですが,原作では村山さん自身が飛躍する意味で「翼を手にいれた」とか体調が悪く,なにもかもうまくいかない比喩として「翼が折れかかっていた」の表現が何度かありました.なので,その意味だとは思いますが,突然すぎて,「あれ?どうした?」と感じました.原作を読んでいなければ,なおさらだと思います.


滝誠一郎さん役(映画内の名前は忘れた)とシャツ選ぶシーン

村山さんが病気を抱えながらも普通の青年と同じように普通の生活を楽しんでいることを描くためもあったと思いますが,映画ではこちらも突然.同じく,「どうした?」の感想.

密葬のシーンの順番

村山さん親子で「密葬にしてくれ」「密葬とはなんじゃ?」のやりとりは原作と同じですが,タイミングが変えられていました.実際には癌が再発し村山さんも死をリアルに感じていたから死後のことを話したのだと思いますが,映画では1回目の手術後.この時点では手術が成功で再発の可能性は50%と言われていた頃.対局の意欲も大きい頃で,だいぶ意味合いが違ってくるのではないでしょうか?ここはタイミングを変える必要があったのでしょうか?(と書いていて,思い出しましたが,映画では再発の宣告のシーンはなかったかもしれません.とにかく手術後すぐのシーンで「密葬」の話でしたのでタイミングが・・・と思いました.)






たらたら,文句を書きましたが,
よかった点(笑)

秦基博の歌は好き.


かっこいい( ;´Д`)



羽生さんの真似はうまい

東出さんがかけていたメガネは羽生さん本人のものという話は有名ですかね.細かい仕草も似ていたと思います.対局中は本人は,もうちょっとポーカーフェースだと思いますが,それにしても似ていて,ちょっと笑いました.



最後になりましたが,ちまたの評判はいいようですので,興味があれば見てもいいと思います.

原作は,はっきりお勧めしておきます.


 今日の音符読み:51秒

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